各麻酔方法の特徴と効果 痛みのコントロールと持続時間

2024年8月21日

各麻酔方法の特徴と効果 痛みのコントロールと持続時間

2時間以内の短時間で終わらせるときには脊椎麻酔

包茎手術は個人的な事情で行うほかに、皮が硬直し尿が出にくい状態になった場合や炎症を起こし膿んでしまう状態になったときに実行します。実際に包茎手術を実施することになったときに、医師から患者に対して伝えられるのが麻酔方法です。麻酔方法にはいくつか種類がありますが、包茎手術を行う際に最も多い麻酔方法は脊椎麻酔です。この脊椎麻酔は、腰部から針を刺し背骨の中の脳脊髄液の中へ麻酔薬を注射することでマヒさせるやり方になります。もともとは下腹部や足の動脈瘤などの手術に用いる方法ですが、臀部も下腹部の一部なので用いられます。全身麻酔と違い局所麻酔として使われるため、意識の混濁など健康へのリスクが少ないのがメリットです。この脊椎麻酔が用いるのは、包茎手術において皮膚を取り除くだけの簡単な手術の際に行います。痛みをコントロールする持続時間は2時間以内ですが、術後は簡単にしびれる程度で後遺症も少なく皮が取れたことへの違和感がなくなると同時にしびれもなくなります。

5時間以上の長丁場になるときには局所浸潤麻酔

基本的に包茎手術は個人的事情や皮が影響して尿が出にくいなどの違和感が出た時が多いですが、重度の炎症や精巣がんなど重度な病気を患った場合においても治療をしやすくするという目的で実施することがあります。ただ重度な病気の場合には脊髄麻酔といった局所麻酔では術後の痛みをコントロールすることができない可能性が多いため、そういった場合には硬膜外麻酔や局所浸潤麻酔といった全身麻酔の類を使うことのが特徴です。硬膜外麻酔は脊髄麻酔のアップグレード版で、通常は最適な量を一度だけ投与するのが通常ですがこのやり方は脊髄の近くに麻酔パックを取り付けてのやり方になります。麻酔パックを幹部の近くに取り付けることで、麻酔の追加がしやすいため患者が痛みに苦しみかけた時に症状を緩和させることが可能です。局所浸潤麻酔は体に負担がかかる限度を見極めたうえで、患部に直接注射で麻酔をかける方法になります。このやり方のメリットは症状に合わせて麻酔方法を変えられるため、状態に合わせて変化させることができるのがメリットです。この全身麻酔の類は、持続時間が長く包茎手術が5時間以上の長丁場になったときに用いります。

まとめ

包茎手術を実施する際の麻酔には、患者の状態に合わせて医師が決定するのが流れです。患者の状態と理由を聞いたうえで、重度ではなく対処したいというだけであれば局所麻酔という形にして短時間で終わらせることで患者の心身の負担が少ないようにします。ただ包茎手術はがんなど重い病気を患ったときにも実施することがあり、その場合には長丁場で痛みがひどくなることがおおいのでその場合には全身麻酔をすることによって術後の激痛を和らげる対策をするのです。