包茎手術で使用される麻酔の種類 局所麻酔vs全身麻酔
包茎手術における局所麻酔とは
包茎手術では局所麻酔が行われることが一般的です。手術部位が単一の箇所であるため、局所的に麻酔の効果が出れば問題なく手術を行うことができるからです。
他に挙げられる局所麻酔のメリットは、合併症のリスクが低いことや身体への負担が少ないこと、さらにはほとんどの場合でその日のうちに帰宅でき費用面の負担も抑えられるということが挙げられます。
一方で、デメリットとしては包皮の切開や縫合の経過を感じてしまうということがあります。局所麻酔は意識が保たれ、また痛みは感じないものの感覚は残る場合があるため、メスが自分の包皮を切っている感覚や傷口を糸で縫合している感覚を実感として受け取ってしまうことがあります。手術の結果に影響を及ぼすものではありませんが、麻酔の効き具合によってはその不快感を許容しなければならないのです。特にカントン包茎手術で治療が長時間化する可能性がある場合は懸念点となります。
包茎手術における全身麻酔とは
包茎手術は局所麻酔で行われることが多いですが、医師と相談して全身麻酔を行ってもらうことも可能な場合があります。
全身麻酔は痛みを感じなくなるだけでなく意識もなくなるため、実際の治療に伴う不快感を感じることがないという点が大きなメリットです。特にメスを入れられることに恐怖感がある場合は有効です。医師にとっても、患者の状態を気にせず患部の治療に集中できるというメリットがあります。
しかし、全身麻酔はデメリットもあることに注意が必要です。術後に麻酔が切れるまで時間がかかるため、患部の状態変化に気づきにくいことがあります。また、体質によっては合併症を発症する可能性があるほか、手術後にも麻酔の効果が残るためその日のうちに帰宅できず、入院しなければならないこともあります。その分費用もかかるため、包茎手術の予算に限度がある場合は事前のカウンセリングで入院費を含めた費用を確認しておきましょう。
まとめ
包茎手術を行う際に麻酔は必ず必要です。麻酔には局所麻酔と全身麻酔という種類がありますが、それぞれのメリットとデメリットを自分で確認することはもちろん、医師に相談することも大切です。包茎の状態だけでなく体質や過去に麻酔をかけた経験の有無も影響することがあるため、術前のカウンセリングで医師と十分に話し合い、納得したうえで麻酔の種類を決めて手術を受けると術後の気分も晴れやかになり、満足できる包茎手術になるはずです。